バレエ鑑賞

先日バレエ鑑賞に出かけました。
演目はお亡くなりになったフランスの有名なモーリス・ベージャールさんの
追悼公演「ザ・カブキ」です。

歌舞伎で最も人気のある「仮名伝本忠臣蔵」を描いています。
日本人でもあまり見ていない歌舞伎を西洋人の目で見て解釈したものを
バレエにするという大変な作業をなさった事に驚きました。

特に日本人の忠誠心を深く理解して、最後の四十七士の自決へと至る過程が
丁寧に構成されていて圧巻の場面となっています。

女性ではなく男性が主役となっていますので、日頃女性中心のバレエに見慣れた目には、
とても新鮮でした。

西洋のバレエと日本の歌舞伎を融合させたモーリス・ベジャールさんは、やはり世界に誇る
振付家という事がわかりました。

そして日本の文化をこれほど理解し、愛して下さり世界に知らせて下さった事に
感謝の気持ちがふつふつと沸きました。

http://www.thetokyoballet.com/
「ザ・カブキ」の動画もありますよ！


ｂｙマダム麗子