アメリカ庶民の金銭感覚の見直し

長い間にわたって日本では、アメリカ人は借金をして楽しい生活を送り、
そのうち借金がふくれて首が回らなくなるのではないかと言われていました。

昨年のリーマンショックで「それみたことか！」とか「やっぱりむくいを受けたんだ。」
と、感じた人が多いと思います。私もそうだったりします。

そして最近、アメリカ庶民の実態と分析の講演を聞くチャンスがありました。
ポイントは、アメリカ人全体の稼ぎは1,300兆円（ＧＤＰ）あって
借金は1,300兆円あり、これを見ると首が回らないのではないかと不安になります。

ところが、アメリカ人個人の財産は6,000兆円あります。
さらにその財産で稼ぐ収入（家賃や株の配当金など）が年間あたり180兆円あります。
そして給料としての収入が年間あたり580兆円あります。

要するにアメリカ人の収入は4分の1は財産運用、
4分の3は普通の給料で稼いでいる、という事です。

一方、日本人は給料で９６％、その他の収入がわずか４％しかないのです。
ですからリストラや減給に不安を抱えてしまうのです。

ときどき他の国の庶民の事を知るのも大切ですね。


ｂｙ店長